「つづらの棚田」(浮羽町)
〜棚田オーナーの田植え体験〜
5月25日撮影
棚田は、自然と共生する日本人の知恵と技の象徴です。
山の急斜面を切り拓いてつくられた棚田。何百年の歳月をかけ、斜面を一鍬づつ起こし石を積んでつくった棚田は、農民がつくった日本のピラミッドといわれています。
全国の棚田百選に選ばれた浮羽町つづらの棚田は、標高500メートルの高地にあります。
この集落も、林業の衰退で人々が山をおりて、いまは10世帯となり、300枚の棚田は、地元の力だけでは、もう守れないところまできています。
町では、棚田を守るために、5年前、金銭と労力の両面で支援する、棚田オーナー制度を発足しました。いまでは希望者が増え抽選になるほど人気を集めています。
今回のカメラ散歩は、棚田オーナーの田植え風景を紹介します。
親子で仲よく苗植え作業
ほほえましい父と子のスキンシップも
みられました。
椛島勝久
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撮影 椛島勝久
雄大な棚田のパノラマ。
山肌に浮かぶ石垣の曲線は、
人と自然が織りなしてきた
美しさをたたえています
何百万個の石を集め、
人々の手で一個一個
積み上げた石垣は、
山村の芸術作品です。
棚田は、自然の水瓶です
オーナーの田植風景)
子供達は、泥塗れの
田植えに大喜びです
地元農家の指導で、
無事田植えを終えました。
棚田オーナーは、
10月初旬の稲刈りを
いまから楽しみにしています
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